一般的には、建設業界をリードする鹿島建設、大成建設、清水建設、大林組、竹中工務店を大手五社と呼んでいる。超大手という場合もある。建設業界では大手といえば、この五社を指すが新聞、雑誌、研究機関などでは、熊谷組を入れて大手六社として使うケースが増えている。ここでも大手六社として説明しよう。この大手六社の完成工事高は、五十九年度で四兆七〇〇〇億円弱、同年度の総建設投資額四八兆六〇〇〇億円に対して一〇%強となる。
(参考)
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上位三社、鹿島建設、大成建設、清水建設がほぼ同じ完工高で九〇〇〇億円台、利益も一一〇〜一二○億円と同水準にある。大林組、竹中工務店は若干差がある。熊谷組は準大手から大手の仲間入りしたもので完工高では、まだ従来の大手五社に比べて少ないが、利益では上位三社を上回ってきている。それでは、この大手六社は国際的にみてどの程度の規模かというと、いずれも上位にランクされてくる。海外の建設会社は、米国、西独、フランス、韓国などはいずれも海外工事のウエイトが高く、自国内ベースでは一兆円に達するのは米国で三〜四社ある程度である。日本の大手は、国際的にみても大企業であることがわかる。もちろん、建築、土木の施工力、技術力とも超高層ビル、ダム、トンネルなどの実績からみても世界のトップ水準にあることはいうまでもない。これら大手は、四十年代、五十年代を通して、日本経済の成長とともに規模を拡大し、成長を続けてきた。五十年代前半の低成長期にあっても技術、営業力などからその優位は続いた。